当山住職 濱野文雄
(ハマノフミオ)
ご挨拶 〜 講座開設に当たり 〜
最近、私たちの住む環境が悪化の状態へと進んでいる気がします、人の心もそれに合わせたような方向へと、変わりつつあるような気がします。
生活レベルの格差は物の価値判断を狂わせ、金儲けだけの亡者を生み、その昔、人でなしと蔑(さげ)すまれた様な輩が闊歩する時代、人らしい心を失い我欲に捕らわれ醜さむき出しの生き方をしても、それが「恥ずかしい事だ」とは思わない、「恥」と言う言葉が存在しない、その様な世界で生きてしまっている人を見受けます、寂しい限りです。
でももっと悲しい事は、それは正しい事では無いと思いつつも(自分がその様で無ければ良い)と決め込み、無関心を装い自分の城に閉じ籠もってしまう者の何と多いことでしょう、仏様に救って欲しいのは、むしろこんな人達ではないのかなと思います。
数多い仏様に観音菩薩が居られます、なんともお節介で、人の思いなど何処吹く風、裏切られても無視されても、必ず仏心を人の心に植え付け、求める者は皆悉く救ってくださる仏のような方?、、、いや「仏様」です
その観音様の「み教え」を、当山所蔵の経典「普門品―絵入り観音経」を本(もと)にその絵に秘められた仏の真(まこと)の教えを、じっくりと見つめながら、私達が今、「人らしく生きる」為の指針を明らかにしたいと思っております
合掌
開善院 住職 濱野文雄
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