第十三回- 居士身を説く

 

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まさに居士をもって得度すべきものには、すなわち居士じて、ために

現代語訳:
居士の姿をみることによって救われるものには、ただちに居士の身を現わして、その人びとのために法を説き。

居士身観音三十三身の第十二身」家にる男子のこと、インドでは、おもに商工業に従事する資産者を指した。
仏教信者では「維摩經」の主人公維摩居士が有名。
また後世は仏教に帰依(きえ)した在家(ざいけー一般家庭)の男性を一般に居士と呼ぶ。
なを日本では成人男子の法名(戒名:かいみょう)の下に付ける称号ともなった、(成人女性に付ける「大姉(たいし)」の対)、浄土宗でも特に念仏を熱心にお唱えし人びとのお手本になるような生活態度の立派な方にこの居士号を送っています。

身近な人のなかにもよく観ると このような方が居られます。 わたしも師僧から「見本になる人はいっぱいいるがお手本になれるような方はなかなか居られない、また居られても自分がだらしなければすぐ傍にいても気が付かない」と教えられました。
  自分自身の生活態度を正しいものへ持っていけば有徳の居士にお会いした時必ず気が付きます、観音様は本当に身近にすぐ傍に居られます。




写真1居士身


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一口豆知識  〜 衆宝観音   〜 

「六時観音(ろくじかんのん)」

三十三観音の一つ、右手に梵篋を持した立像にあらわされる。

六時とは一昼夜を六つ(晨朝:じんちょう、日中、日没ーにちもつ、初夜、中夜:ちゅうや、後夜:ごや)に分けることを言い、古くインド以来この六時に勤行(勤行ごんぎょう-日常のお勤め)浄土宗ではこの六時ごとのお勤めで阿弥陀如来を礼拝讚歎する。

六時観音の名は、一日四六時中、つねに衆生(しゅじょう)を哀れみ慈(いつく)しんで守護してくれる意味です。
六趣(ろくしゅ)と言う言葉がある、我々衆生が業によって輪廻(りんね)する六種(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)の世界へ趣く事を意味しますが、「趣とは赴(おもむ)き住む所、自分自身朝目覚めてから寝るまでの間、心は常に六種を行き来している、ゆえに六趣という」と先輩から聞かされたものです、そんな私たちを四六時中見守っていてくださる観音様です、襟を正して生きたいものです。



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〜 〜浄土衆歳時記〜 〜

今年は三月二十日が春分の日、この日は二十四節気の一つ、春彼岸の中日にも当たります。

昼と夜の長さが等しくなり太陽が春分点を通過する日で、真東から出て真西に沈み、この日を境にして昼間が長くなり次第に暖かくなってゆきます。

春分の日は明治時代以前は京都御所の清涼殿の御仏壇がある御黒戸(おくろど)の間で仏式による法要が行われていましたが、明治元年の神仏分離政策により、神式による「皇霊祭」となり、戦前は「春季皇霊祭」として国民の祝日となり、戦後に「春分の日」として国民の祝日となりました。
八丈島では島内各所でフリージアの花が咲き乱れ春を満喫できるフリージア祭りが行われています。
このフリージアの花言葉は「慈愛」です、又色別に黄色は無邪気、赤は純潔、白はあどけなさな、などがありまさに春お彼岸に咲くフリージアは観音様のお花として仏前、お墓にお供えするのに最も相応しいお花でしょう。


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(フリージアまつりパンフレット)
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