第十二回-長者身を説く

 

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(写真1)

まさに長者の身をもって得度すべきものには、すなわち長者じて、ために

長者の姿を見ることによって救われるものには、ただちに長者の身を現わして、その人びとのために法を説き

長者身観音三十三身の第十一身、年長者、有徳の人、身分の高い人のこと。

仏教を支援する長者も多く、仏典にもたびたび登場する、長者が富豪を意味するのもこれによる。

一般的に長者というと、富豪、お金持ちとされ羨望の的ですが、真に長者とはその中に仏教を支援される方もあるように、得た財産は金品、地位や名誉を含め、志を同じくする多くの人の協力、努力の賜物であることに常に心がけ、互いを敬愛する心を持ちその利益を社会に還元し、時に率先して困難に立ち向かうものである。

その姿こそが人としての生を受けたものの真の姿である事を人びとに知らしめるとともに、「互いを敬愛」する事の大切さを説くものである。 ゆえに観音菩薩は時に長者身を現わし人びとを導く。


 

 







写真1





一口豆知識  〜 衆宝観音   〜 

 

「衆宝観音(しゅうほうかんのん)」 三十三観音の一

岩上に右足を伸べ、左膝を立て右手を地につける姿にあらわされる。  この観音は今回の講座普門品第一部の第七回風難にも配せられている観音である。
衆宝とは金銀、など多くの財宝にちなんだ名前からつけられた名と思われる。





 

 


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〜 〜浄土衆歳時記〜 〜

「弥生(やよい)」旧暦三月を弥生(やよい)と言います

「風雨あらたまりて草木いよいよ生ふるゆえに、いやおい月というをあやまれり」とあるように、草木のいよいよ生い茂る頃という意味から「いやおい月」といい、これが「弥生」となったようです。

三月の別名は穀雨春惜月夢見月などがあります
三月三日は雛祭り、女の子のまつりとして広く親しまれている行事で三月初めの巳の日に行われていたところから上巳節供、三が重なるところから重三の節供、桃の節供「雛祭り」(写真3-1,2)と呼ばれている。

中国古代の酒を飲み災厄をはらう行事に由来するもので桃の酒(白酒)を飲む風習(中国では桃が邪気をはらい長寿を保つと考えられていた)が今日、日本では甘酒をのんで祝うところが多い。

この月六日頃は啓蟄(けいちつ-写真4)、二十四節気の一つで地中で冬ごもりしていた虫が春の到来を感じて地上にでてくることの意味です。


(写真3) -雛祭り


(写真4) -啓蟄
 
   
   
 



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