第九回-天大将軍身を説く 十九説法の第八説法

 

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まさに大将軍をもって得度すべきものには、 すなわち大将軍じて、ために

天の大将軍の姿を見ることによって救われるものには、ただちに天の大将軍の身を現わして、その人々のために法を説き


天大将軍
観音菩薩の三十三身の第八身、諸説があり誰かは特定できませんが、毘沙門天の八大将の一人散脂大将、天の力士鉢建提その他仏法の守護神当が挙げられています。

大将軍の名のとうり、仏道修行をしようとする私達を励まし、守ってくださいます、どのような道の修行もつらく、時には淋しい思いや悲しい気持ちになるものです。 そんなときに、こんな強そうな将軍様(写真1)が現れて声をかけてくれたら勇気百倍、修行にも身がはいるというものです。 この回以後、観音様は仏の姿と同事に我々の世界の身近な人の姿で現れて力強く、そして優しく導いてくれます。



 





写真1





一口豆知識  〜 威徳観音   〜 

 

「威徳観音ーいとくかんのん」
観音菩薩三十三観音の一つ

左手に蓮花をもち、岩上に座する姿にあらわされる。
観音の威厳と徳望が、まさに天の大将軍のごとく優れていることを示す。



 

 


写真2
 
 

〜 〜浄土衆歳時記〜 〜

正月は日本では睦月と呼び慣わしています。

これは、むつき、むつびつき、むつみづきとも呼ばれ、貧富分けへだてなく互いに親しく睦びあう(仲よく親しみあう)月であると言われています。
 
  またその他祝月、王月、開歳、嘉月、謹月、歳始、春猛、年初月などとも呼ばれています。 この月の一日元旦は新しい「年の始めを祝う」日であるとされています。
この日、神仏の御加護と一年間の無事と平安などを祈念し社寺への初参り(写真3)が行われます。 二日は書き始めをし字の上達を願い七日は七草といい七種の菜を食べて無病息災を祈願いたします。
一般にその七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロとされています。
十一日には鏡開きと言い、お正月に供えておいた鏡餅をおろして食べます。 昔から縁起を担いで刃物で切らず、手や槌(つち)などで割ったり砕いたりして食べる決まりで「開く」とめでたい言葉を使ったようです。 十五日は「女正月」と呼ばれ女性が働かなくてもよい日とする地方もあります。 この後二十日ごろから愈々本格的な寒さを迎える大寒が来ます。

浄土宗元祖法然上人の忌日が建暦二年(一二一二)正月二十五日であることから、その遺徳をしのび行われる法要が御忌です。 総本山では明治十二年の達書によって御忌大会(ぎょきだいえー法要)を四月に変更することがきめられ現在に至り各大本山もそれにならい行っていますが、一般寺院ではこの正月や二月の二十五日に御忌を勤めている所もあります。

 






写真3(初参り)


   

参考資料:
「観音経事典ー観音経事典編纂委員会編ー柏書房」より引用
「浄土宗歳時記ー田原照純・藤井正雄監修ー四季社」より引用

 




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