第八回-大自在天身を説く 十九説法の第七説法

 

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まさに大自在天をもって得度すべきものには、すなわち大自在天じて、ためにく。

大自在天の姿を見ることによって救われるものには、、ただちに大自在天の身を現わして、その人びとのために法をとき。

「大自在天」は観音三十三身の第七身で前回の自在天と同じくバラモン教のシヴァ神の漢訳名で 「摩醯首羅天--まけいしゅらてん」と音写された方を大自在天と呼ぶ仏法の守護神です。

  写真1でお分かりのように三面八臂で水牛に乗っているお姿で描かれており、自在天と同じく三昧自在の教えを説くために姿を現わします。
  お釈迦様がお悟りを完成しようとしたとき悪魔となって邪魔をしたのがこの天神とされています。

 前回でも述べたように 邪悪なものは外からも襲いかかって来ますが、内なる煩惱も又追い払っても 追い払っても執拗なまでに私達を襲ってきます。 常に観音のみ名をそしてお念仏を唱えそれこそ悪魔の入り込む隙など無いようにしたいものです。
そしてまた、それ(内なる煩惱の誘惑)を乗り越えたときこそ真の信心を得るときです。
その為に こそ「三昧自在」を得る事の出来る今ここでこそ、なを念仏に励みたいものです。



 





写真1





一口豆知識  〜 普照観音   〜 

 

「普照観音 (ふしょうかんのん)」
別名「普悲観音ふひかんのん」(写真2)

観音の特徴である平等普遍の大慈悲心を強調した名称、長い法衣(ほうえ)で隠れた両手を前に垂らし、山上で立つ姿であらわされる。
大自在天は色界1の諸天の最上である色究意天2に住し、大日如来の応現ともされる。 その威徳はすぐれ、あまねき慈悲の働きを象徴的に表したのがこの観音菩薩である。

* 
1
(色界しきかい)--清らかな物質から成り立つ世界、欲界の上の天界である
2(色究竟天しきくきょうてん)--色界の最高天である。
1.2ともに物質的世界の内に位置している。




 

 


写真2
 
 

〜 〜浄土衆歳時記〜 〜

 「冬至(とうじ)」十二月二十二日頃を言います。
二十四節気(にじゅうしせっき--春分点を基点として太陽の通る黄道を通過するときをいいます。冬至は夏至とは反対で年間で昼が最も短く、夜が最も長くなる日です。
各地ではこの日「柚風呂」にはいると邪気を払えたり、風邪をひかないといわれています。

 この時期、浄土宗では京都の総本山知恩院と東京の大本山増上寺で「加行道場(けぎょうどうじょう)」がおこなわれます。 浄土宗の僧侶養成の段階で宗脈戒脈の相傳を行うとき、その前に相承に堪えうる人を養う行修のことを加行とよびます。

十二月二十五日、京都の知恩院では元祖法然上人御身拭式が行われます。 この日、加行道場を成満した僧侶を中心に参集した千名を超える信者の念仏の声と木魚の音が本堂内に響き渡る中、法然上人像が金色の厨子から厳かに式台に運ばれ、香を炊き込めた羽二重の布で丁寧に拭い清められます。
やがて大晦日各地の寺院で行われる除夜の鐘の音とともに一年を収め新年をお迎えいたします。



 






写真3(修行)


写真4
(除夜の鐘)
   

参考資料:
「観音経事典ー観音経事典編纂委員会編ー柏書房」より引用
「浄土宗歳時記ー田原照純・藤井正雄監修ー四季社」より引用

 




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