無尽意菩薩は仏に白して言わく。世尊よ、観世音菩薩はいかんがこの娑婆世界に遊び、いかんがしかも衆生のために法を説くや。方便の力その事いかん。(写真1)
「世尊よ、観音菩薩はなにゆえにこの生きとし生けるものの世界に遊び、なぜに人びとのために法を説くのですか。人びとを導くすぐれた知恵の力は、どのようなものなのですか」
(観音経事典より)
場面は霊鷲山の説法の場に戻ります(写真2)、いよいよ三十三応身の説法の始まりです。
*娑婆世界に遊びの「遊び」とは遊化(ゆけ)のことで「様々な所に行き来して人々に仏教の教えを説きその行い、生き方を良い方向へみちびくこと」です。
*方便の力とは「すぐれた知恵の力」といい、真理に基づいた法を用いて衆生を教え導く、また、正しい方向へ導く便利は方法のことを言います
写真2
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