この第一部では観音菩薩とはどのような仏様なのか、その救いとはどの様な事なのかをテキスト「普門品」の他 諸経典を基に講義を進めてゆきます





      講座の教材
現図普門品
現図普門品 (写真1)



(写真2)


教材:

〜開善院所蔵〜
現図普門品( げんずふもんぼんー絵入り観音経)



当講座に使用するテキストは当山所蔵の「現図普門品(絵入り観音経)」(写真1)です

普門品の正式名称は『妙法蓮華経観世音菩薩普門品』 ( みょうほうれんげきょうかんぜおんぼさつふもんぼん ) といい、一般に「観音経」と呼ばれている経本です

「普門―あまねくひらかれた門」の意味からすべての人々を救う為に出現された仏、観音菩薩の教えを説かれた経本で、その教えの説明に絵図(見返し絵)を入れ広く仏教流布の為に用いたものです

この(絵入り観音経)の原本は中国明の時代宣徳八年(1433)に仏弟子范福竒により奉刻、出版されたもので、それを江戸時代万冶三年(1660)日本で復刻された大変貴重な経本です(写真2)

 
一口豆知識 〜法華経〜
 法華経は全二十八章からなり一章ごとに法華経〇〇品として題名が付けられており、「観世音菩薩普門品」(以下観音経という)は第二十五章になります。

この観音経は、「普門」の名前の示すとおり老若男女すべての人々の救済を目的としてます、その内容からも宗旨、宗派に偏らず、独立した経典、観音経としても多くの人々に読誦されておりその信仰の基を成す物となっています。
  絵図は全部で四十一点あり観音菩薩の全容が明らかに示されています、仏陀がこの経を説く所から始まり、観音の救い、功徳、導きへと展開していきます。

 








写真3
(写真3)
写真4
(写真4)
写真5
(写真5)
写真6
(写真6)




 
 

続いて教材の参考資料といたしまして 開善院の観音菩薩をご紹介いたします

1,ご本尊阿弥陀如来の脇侍仏の観音菩薩、(写真3)

 お名前を聞くだけでも無量の福徳あり、お姿を思い念仏するだけで浄土に往生できます


2,救世観音(くせかんのん、ぐぜかんのん)(写真4)

 この世の一切の人々をお救い下さる観音菩薩です、製作年代等不詳ですがお檀家からの寄贈に寄るご尊像です


3,魚籃観音(ぎょらんかんのん)(写真5)

 江戸深川霊巖寺に開山された当時からの秘仏で、当院が八丈島に移転後も航海の安全や大漁を願う漁師達により大切にお守りされてきました


4,尾端観音(おばたかんのん)(写真6)

 八丈島三根地区尾端の観音堂のご本尊聖観音様です、光背、台座が流人近藤富蔵により補作されたものです、五穀豊穣を願い馬頭観音として親しまれております

普門品―解き明かされる観音の世界

第一部 (全四部構成)

救いの仏 観世音菩薩

     
  ○第01回- 経典に見る観音菩薩  
  ○第02回- 釈尊、観音菩薩を説く  
  ○第03回- 師よ!如何でか観世音と  
  ○第04回- 誠の心、信じて疑わず  
  ○第05回- 七難の一火難  
  ○第06回- 七難の二水難  
  ○第07回- 七難の三風難  
  ○第08回- 七難の四剣難  
  ○第09回- 七難の五悪鬼の難  
  ○第10回- 七難の六囚らわれの難  
  ○第11回- 七難の七賊難  
  ○第12回-三毒の一淫欲(いんよく)  
  ○第13回-三毒の二瞋恚(しんに)  
  ○第14回- 三毒の三愚痴(ぐち)  
  ○第15回- 子授け、「福、唐損(とうえん)ならず」  
  ○第16回- 名号受持(じゅじ)の幸せ  
  ○第17回-供養受持(じゅじ)の幸せ  
  ○第18回-受持(じゅじ)その無限の幸せ  




本講義で使用しております文章、画像などの転載や引用など一切を禁止します。


Copyright(c) 2005 Kaizenin.Com All Rights Reserved.