| 弁栄上人は
「念仏を沢山していきますと、だんだん心が霊化(れいか)(清くなること)されて、黄金(こがね)、白銀(しろがね)、摩尼(まに)真珠(しんじゅ)などの七つの宝でできた、たからづくしの、きれいな高殿(たかどの)が、み光を放ち、また八つの功徳のある池に、透き通った水、美しい花の咲き匂うてあるのが拝めます」
とお示し下さっておられます。
ちなみに、弁栄上人は毎日何万辺もお念仏を称えられ、極楽を拝むこと常であったと言われておられます。
曼荼羅図-八功徳池
現代人は科学の進歩などにより、すべてをその技術で計算し、作り上げられた物の世界で生き、第三者的な目で実在していない物は信じません。しかし弁栄聖者は、かの親鸞上人がそうであったように、法然上人のお言葉「ただ一向(いっこう)に念仏すべし」の言葉を「信じて疑わない心」で念仏を称えたればこそ、極楽を拝むことができたのです。
「人の生き方の正しい在り方、行うべき良い事」を、いくら聞いても、それを信じる心が持てなければいけません。
信じたからと言っても、それを実行しなければ、聞いたことにも信じたことにもなりません」ただ一向に念仏すべしです。
ほら!八功徳の池に念仏の池に念仏の行者が次々とお生まれになっておられますよ。
注:楼閣は文中の高殿を指します曼荼羅図の高く築き上げられた宮殿を指します。
八功徳池の阿弥陀経図会では蓮の花が開いている様子、当麻曼荼羅図では念仏の行者(念仏する人々)が八功徳池に生まれ変わる(往生おうじょう)する様子が描かれてます。
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