この章は、撰択集をおまとめになったものです。
この絵をよく見てください。真ん中におられるのはお釈迦様です。おん手を見るとお説法されていることが分かります。
一段下がってかしこまってお説法を聞いているのは、十六弟子の一人である舎利弗です。
左右のお供にはお説法に聞きいっている多くの人が見えますね。その方々はみんな合掌していることから、一言も聞きも
らさないという真剣な態度が伺えます。
お釈迦様は仰いました。
●阿弥陀様は、多くの行の中から、お念仏だけを本願として、お選びになった。
●他の行を捨て、お念仏だけを選んで無上の功徳と私は讃える。
●念仏の教えだけを選んで、末法万年の後々までこれをとどめる。
●み名を称えた人は、いかなる悪人でも、阿弥陀三尊が救いの姿を現し讃えて下さる。
●私は阿難に対して、阿弥陀様のみ名を後の世まで必ず伝えよと申し付けた。
●六方の諸仏は、念仏だけが往生の行として真実であると証明された。
●阿弥陀様は、浄土に生まれたいと願う者は、常にわが名を称えよと仰せられた。それを忘れてはならない。
人々は、以上のお説法にあらためて感動し、厳粛な雰囲気に包まれている様子が描かれています。お釈迦様の
きりっとされたおん目は、一大事を説いておられるように見えて特に印象的です。
おわり
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