この絵には、一人のお坊さんが一心に仏様に向かってお念仏を称えています。 前の絵にいた四人のお坊さんの絵はありません。
どうしたのでしょうか。
先の五つの中で、最も大事なことはお念仏を称えることです。
他の四つの行いは、これを助けるものだったのです。
それは阿弥陀様の四十八の誓願の中の十八番目に、
「もし私がさとりを得た後、全ての人がまことの心をおこし、深く信じて往生 できないようなことがあれば、その間誓って仏にならない」
とあるからです。
なぜお念仏だけを、本願の中で最も大事な誓願とされたか、それは仏の深い思し召しに よるもので、凡夫の推し量れるものではありませんが、あえてみ心を、法然上人のお言葉 などからお察ししますと、
一、お念仏には、仏の悟りの功徳・救いのお力初め全ての徳がこめられている。 その功徳は、他の全ての修行の功徳よりも勝れている。
二、お念仏は、何時でも何処でも誰でも勤め易いが、他のものは勤めることが困難である。
として、阿弥陀様は他の行を捨てて、お念仏だけをお選びになったのです。
絵画中の当該箇所
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